「民泊経営の年収はどのくらい?儲かるの?」
「民泊経営の年収を上げるコツはある?」
現在、人気が高まっている民泊の経営に興味がある人も多いはずです。
民泊経営をしたい人は、収支シミュレーションとそこから得られる年収とを確認して、どのくらいの利回りで経営できるか判断してから始めるか決めましょう。
今回は民泊の収支計画の作成ポイントについてまとめていきます!
収支計画の立て方
収入の見積もり
最初に行うべきは、具体的な収入の見積もりです。
まずは、近隣の民泊物件の情報を収集しなが客室単価を決めて、予約数(稼働率)の予測を立てましょう。
- 客室単価の設定: 地域の相場や競合物件を確認し、適切な宿泊単価を設定します。
- 予約数の予測: 過去のデータや地域の需要を考慮して、月ごとの予約数を予測します。
収入の見積もり計算は簡単です。客室単価 x 予約受け入れ可能日数 x 稼働率です。
例えば、1部屋1泊15,000円だとして、1ヶ月毎日予約を受け入れられる条件で、人気エリアで稼働率はざっくり8割とします。
15,000 x 30 x 0.8 = 360,000円
これが月間の売上です。
コストの洗い出し
民泊の運営には様々なコストがかかります。まずは家賃、光熱費、清掃費などの固定費をリストアップし、初期投資としての家具や家電の費用も計算します。
民泊経営でかかるランニングコストは主に以下の通りです。
- 家賃(賃貸の物件で行う場合)
- 清掃料金(業者に依頼する場合)
- 水道光熱費
- Wi-Fiなどの通信費
- 掃除用品やトイレットペーパーなどの生活用品
- 予約サイトに支払う手数料
初期投資でかかるコストとしては以下のものが挙げられます。
- 物件契約費用
- 防災設備の設置費用
- 家電購入費
- 家具購入費
- キッチン用品購入費
- タオルなどその他の備品購入費
- 物件の写真撮影費用(プロに依頼する場合)
予想利益の出し方
収入とコストの見積もりができたら、1ヶ月でどれぐらいの利益がでるかの計算をしましょう。
計算方法はこちらもシンプルです。
収入の見積額−ランニングコスト=予想利益
「計算してみたら利益がほとんど残らない…」ということが発覚したら以下のことを考えてみましょう。
- 客室単価を上げられないか
- 稼働率を増やすことはできないか
- コストを下げられる箇所はないか
収入を増やすか、コストを下げるか、どちらかの工夫が必須です。
異常な出費があることも考えておくべし!
民泊は不特定多数の方が利用するので、当然アクシデントも発生します。
ベッドが壊れた、壁に穴が空いた、などの大きめのトラブルも起こり得ます。
シーツが汚れた、ドライヤーが壊れた、などの小さなトラブルも当然あります。
そういった良きせぬトラブルのための予備資金を用意しましょう。
こういったトラブルが起きると気持ちが下がってしまいがちなのですが、突然の修理や新たな物品購入にいち早く対応して、いち早く営業再開をすることが大事です!ですので、早急に対応できるようにトラブル対応費も運営資金の一部に入れておきましょう!
コストを下げる工夫は必須!
民泊運営を始めるためのコストとしては初期投資とランニングコストの2種類がありますが、どちらも「コストを下げられる部分は下げる!絶対に下げる!」という強い気持ちで下げる工夫を考え続けることが大事です。
初期費用をかけなさすぎて、お部屋が貧相になって魅力がないために集客に苦戦するということもあるので、ケチればいいということでもないのですが、初期費用はかけすぎないようにしましょう。
ゲストに魅力を感じてもらえるようなクオリティーは保ちつつ、その中でいかにコストを押さえられるかが重要です。
私も、民泊を始めるときの家具などは、新品で購入すると高価なため、ジモティーやリサイクルショップで状態のいいものを探して購入したり、DIYで自分で作ったりして、なるべくコストを下げるようにしました。
定期的に収支計画を見直そう!
無事に開業できた後も毎月の収支を確認しましょう。そこで得た情報を元に、予測との差異を分析します。
例えば、ある月に需要が急増することがわかった場合、その期間中の宿泊単価を上げることができれば収入をアップさせることができて、安定した運営につながっていきます。
他にも、思いの外、コストがかかっているということもあると思います。早めに気づいて、コストを下げる工夫ができるように、見直すことは大切です。
また、市場の変動についても定期的にリサーチするようにしましょう。
例えば、近隣に新たな競合物件が登場していないかや、近隣の宿泊施設の料金に変更はないかなどです。近隣の変化に応じて宿泊単価やプロモーションを調整していくことも必須です。
民泊の収支計画作成ポイントのまとめ
初めての民泊経営を成功するためには、しっかりとした収支計画が必要です。
今回、紹介したポイントを踏まえて自分の収支計画を立ててみてください!
安定した運営を目指して頑張っていきましょう‼
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