初心者でもこれで民泊を始められる!④〜ハウスルールづくり編〜

このブログは「未経験だけども民泊を始めたい!!」という方にぜひ読んでもらいたいです。

「とりあえず最低限これをやれば民泊を始められるよっ!」というテーマで、【民泊のはじめ方】をお伝えしていきます!小学校教員を辞めて、勢いと気合で民泊をはじめた私の経験を踏まえて、初心者の方にも分かりやすいように説明していきます。

今回は、【ハウスルールづくり編】です。

以前に、【民泊やってみたらこうだった④実際にあったトラブル編】という記事を書きましたが、民泊をしているとトラブルが起こることもあります。

私もトラブルに遭遇するたびに「ハウスルールも改善していかないと…」とハウスルールの重要性を痛感しながら学んできました。

ハウスルール、めっちゃ大事です。

そこで、今回はハウスルールの作り方についてまとめていこうと思います!

ぜひ参考にしてください!

ハウスルールに記載するべき項目

  1. チェックイン/チェックアウトの時間や方法
  2. 騒音に関するルール
  3. ゴミの分別のルール
  4. 禁煙ポリシー
  5. ペットの許可に関するポリシー
  6. パーティーやイベントに関するポリシー
  7. その他禁止事項
  8. セキュリティーに関する事項
  9. 罰則への対応について
  10. 緊急時の対応
  11. 地域の規制や法律の順守について
  12. ハウスマニュアルの提供

1つずつ解説していきますね!

【1】チェックイン/チェックアウトの時間や方法

チェックインやチェックアウトの時間に関するルールは必ずハウスルールにはっきり記載しましょう。

チェックインとチェックアウトの時間は、効率的な運営ゲストが旅行のタイムスケジュールを組むためにとても大切です。次のゲストをはやく受け入れられる状況をつくるためにもチェックアウトの時間を守ってもらえるようにハウスルールで伝えてスムーズな部屋の清掃ができるようにしていきたいですね‼

また、イレギュラーな遅いチェックアウトや早いチェックインに対応できるのであれば、その旨も記載しておきましょう。その場合、追加料金がかかるかどうかや条件も記載しましょう。

  • チェックイン可能な時間とその方法
  • チェックアウト可能な時間とその方法
  • イレギュラーな時間帯での対応を希望する場合について

【2】騒音に関するルール

騒音に関するルールもとても大切です。

深夜や早朝の時間帯においては、特に注意が必要です。

ゲストを何組か同時に受け入れている場合はゲスト同士がお互いに気持ちよく滞在できるように、騒音に関してのルールも共有してお互いに守るようにしてもらうことが必要です。

また、私は住宅地で民泊を行っているため、近所の方の迷惑にならないように配慮することもとても気にかけているポイントです。長く民泊を運営していくためにも近隣トラブルには気をつけていかなくてはいけません。

具体的な騒音規制時間や、テレビや音楽の音量に関する指針をハウスルールに含めましょう。

  • リビングなど共有部分の使用可能時間
  • 洗濯機、ドライヤーなど大きな音が出るものの使用可能時間
  • テレビや音楽の音量について
  • 大きな声での会話などその他の騒音につてのルール

【3】ゴミの分別のルール

地域ごとにゴミの分別ルールは異なります。ゲストが適切に戸惑うことなくゴミを分別できるよう、ゴミ箱に分別のためのガイドを掲示しましょう。

ゴミは、騒音と同じぐらい近隣トラブルにもつながる大事な注意項目です。

ハウスルールで明示して「知らなかった。」が無いように、未然にゴミトラブルを防ぎたいですね!

また、長期で一棟貸しをするなどゲストの方がゴミ出しをする必要が生じるのであればゴミの収集日やゴミ出しの方法についてもハウスルールに追加すると良いでしょう。

  • 地域のゴミ分別ルール
  • 施設内のゴミ箱の場所
  • ゴミ箱の中身がいっぱいになった場合の交換方法
  • ゴミの出し方や収集日

【4】禁煙ポリシー

喫煙ポリシーは宿泊施設の清潔さや、他のゲストの快適な滞在を保つために大切です。

喫煙が認められている場所と禁止されている場所を厳密に区別し、禁煙エリアでは絶対に喫煙しないようゲストに伝えましょう。

また、宿泊施設内で喫煙が認められる場合でも、タバコのポイ捨ては禁止とし、灰皿を設置してタバコの後処理の方法まで記載しておくようにしましょう。始末が甘くて、火事に発展するケースもあるので要注意ですね。

私の物件では、外に1箇所喫煙可能場所を作っていますが、それ以外は禁煙です。

タバコは吸わない人からすると気になる匂いが残るものなので、ゲストが個室で喫煙しないように明確にルールに記しておきましょう!

  • 室内・室外の喫煙ポリシーを明示します。
  • 禁煙可能エリアでもタバコのポイ捨ては禁止。
  • タバコの正しい後始末の方法。

【5】ペットの許可に関するポリシー

ペットの滞在を認める場合はルールを明確に設定しましょう。

たとえば、小型犬のみ許可、追加料金の設定、室内での飼育のみ認めるなど、ゲストが事前に確認できるように情報を提供します。

ちなみに、私の物件はペットの受け入れはしていません。

ペット用のトイレなど用意しておくべき備品が増えるのと、部屋が汚れるリスクが上がることを考えた結果、ペットは受け入れないという方針にしています。

しかし、オーナー自身が動物好きであったり、ペット受け入れ可能であることを物件の強みとしたりするのであれば、ペットの受け入れをするのもいいかもしれませんね!

  • ペットの宿泊が可能かどうか
  • ペット宿泊が可能な場合、追加料金や特別なガイドラインを示す。

【6】パーティーやイベントに関するポリシー

宿泊施設内でのパーティーやイベントの開催を禁止する場合、その旨をハウスルールにしっかりと書いておきましょう。他のゲストや近隣住民へ騒音などで迷惑をかけてしまうのを防ぐのと、施設への損傷を防ぐために大切なポリシーです。

特に海外ゲストの場合は注意が必要です。

日本人が想像するパーティーと海外の方が想像するパーティーには規模や激しさに大きなギャップが生じる可能性があります…!

  • 宿泊施設内でのパーティーやイベントの禁止を明示します。
  • 宿泊施設内でのパーティーやイベントを許可する場合も、事前に相談が必要なことや、開催可能時間、禁止事項、使用可能範囲など細かいルール設定をしておきましょう。

【7】その他禁止事項

上記の点以外にも、物件の設備や特徴に応じて「こんなトラブルも考えられるな」と思うことはなるべくすべてハウスルールに記載しておくことをオススメします。

私は過去に、中国からのゲストが注意をしても靴を脱がずに土足で滞在されるというトラブルを経験しました。そのときにAirbnbのサポートサンターにSOSを求めたのですが、私がハウスルールに土足禁止と記載していなかった為、対処してもらうことができませんでした。

このようなことにならないためにも、起こりうることは書いておきましょう!

【8】セキュリティーに関する事項

ゲスト側もホスト側もお互いに安全に過ごすためにセキュリティに関するハウスルールも大切です。

例えば、施設の鍵やセキュリティコードの取り扱い、貴重品の保管方法、紛失した場合の責任の所在、他のゲストとの対面時の注意事項などを確認し、安全性を確保しましょう。

  • 鍵の受け渡しやセキュリティコードの取り扱いについて
  • 貴重品の保管方法、紛失した場合の責任の所在
  • ゲスト同士のプライバシーを尊重し、他のゲストとの対面時のマナーや注意事項について

【9】罰則への対応について

ハウスルールには違反行為に対する罰則も明示しましょう。

禁止事項を書いておくだけではなく、禁止事項を行った場合にどのような対応になるのかを明確に決めて書いておきましょう。

特に、追加清掃が必要となるような大きな汚れ、修理や買い替えが必要となるような物損に対しては、必要となる追加料金も明確に提示しておきましょう。

お金に関するトラブルは大きく複雑なトラブルに発展しやすいです。

自分の身や自分の物件を守るためにも必ず明記しておきましょう。

  • ハウスルール違反に対する罰則を明示します。
  • 違反時の対応策や追加料金についても具体的に記載します。

【10】緊急時の対応

火災や地震などの災害時やゲストさんの体調不良など緊急事態のときに、ゲストさん自身も慌てず適切な行動を取ってもらえるように案内を記載しておきましょう。

ホストにつながる連絡先の他にも、近くの救急病院警察署などの連絡先も記載しておくといいですね。

  • 火災や地震などの緊急事態に備えて、緊急時の連絡先を提供。
  • 避難経路や非常口についての情報を提供。

【11】地域の規制や法律の順守について

民泊は近隣住民さんからの理解をもらって続けられる事業です。なので、ゲストの方にも地域の方々とトラブルにならないように地域独自のルールやマナーがある場合は記載しておくようにしましょう。

また、海外からのゲストさんを受け入れる場合は、そもそも日本の法律を知らずに違法なことをしてしまうという可能性もあるので、「こんなの当たり前だよ。」と思うような法律、ルール、マナーについても記載しておくとより安心です。

【12】ハウスマニュアルの提供

ハウスマニュアルはゲストが施設を適切に利用するためのガイドのことです。

宿泊施設内の設備や家電の使い方について具体的に説明したり、Wi-Fiの接続情報を記載したりしましょう。

家主滞在型の民泊であればチェクイン時に案内しながら口頭で説明をすることも多いかと思いますが、そのような場合でも説明時のマニュアルとして活用することができ説明し忘れるという抜けが防げます!

まとめ

今回は記事が長くなってしまいました。

ですが、それほどハウスルールはしっかり作っておく必要があるものです。

ゲストもホストもお互いが気持ちよく過ごせるように、そしてお互いの安全を守るためにも明確なルールづくりを心がけましょう!!!

私も、トラブルを機に、ハウスルールの大事さを痛感して作り直した経験があります。今も少しづつ改善を加えていっています!!

まだハウスルールを作っていない方や、自分の今のハウスルールはもしかしたら甘いのかもと感じる方にとって参考になれば嬉しいです!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました